保護具

防毒マスクの選択と使用

面体の選択
  • 顔面によく密着する面体を選びます。
  • 環境空気中の物質が眼を刺激する作業環境では、全面形面体を使用します。
  • 国家検定合格標章の付いた面体を使用します。
使用上の注意事項
  • 面体のひび割れ,部品の接合部の隙間などがないこと。
  • フィットネス(密着の度合)を悪化させるようなマスクの変形、硬化、軟化などがないこと。
  • 排気弁が正常に作動すること。
  • しめひもは、十分な弾性を持っていること。
  • 全面形面体のアイピースは、視野を阻害するような傷、汚れ、歪み(ひずみ)がないこと。
  • 使用後は吸収缶をはずし、手入れをして清潔に保ってください。
  • 手入れ後はなるべく冷暗所に保管してください。積み重ねたり、折り曲げたりして保管しないで下さい。
着用にあたって
  • 面体と顔面の接顔部に入り込むようなひげ、もみあげ、前髪などがある場合。
  • 排気弁の作動を妨害する口ひげ又は、あごひげがある場合。
  • 呼吸器系及び循環器系に疾患がある場合、その他産業医が不適当と認めた場合。

防毒マスクは、作業環境中のガス濃度により「直結式小型」、「直結式」、「隔離式」の3種類に分けられます。但し、実際の使用に関しては、著しく危険度の高いガスが高濃度で存在する場合は危険性が高くなるため、曝露限界濃度を基準とした濃度の範囲で使用する必要があります。