保護具

吸収缶の有効時間について

破過曲線による算定方法

吸収缶の有効時間は環境中のガス濃度、温度、湿度、呼吸量等によって大きく左右されます。環境中のガス濃度と有効時間の関係をグラフで表したものが、吸収缶に添付のカードに載っている破過曲線図です。使用時間が破過曲線図で示す算定時間に達した時点で吸収缶を新しいものと交換してください。また、短時間でくり返し使用する場合は、一定の濃度であれば吸収缶添付書の使用時間記録欄に、使用した時間を記録しておき、通算使用時間が算定使用時間になったら新しい吸収缶と交換してください。

G36破過曲線

[破過曲線図 G36型例]

臭気による判定

嗅覚には個人差があり、また徐々に漏れてきた場合は嗅覚などがマヒするので、この方法だけに頼るのは危険です。

吸気抵抗による判定

除毒能力が残っていても吸気抵抗が上昇した時は交換してください。